空ろの箱と零のマリア

ライトノベル紹介第3回目は「空ろの箱と零のマリア」(電撃文庫 著:御影瑛路)です。
1月に発売されました割と新しい作品です。先程読み終えて、かなり楽しめたので紹介してみました。
色々なライトノベルを読んできましたが、本作品にも関わる「回数」がサブタイとして、区切りとして機能しているのは斬新でした。
主人公とともに読者も翻弄され、ミステリー要素も含み(途中までしっかり騙されてました)、そして何よりキャラクターの淡い願いにグッときました。空ろの"箱"、この言葉が示す意味を、もたらす結果を是非読んでほしいなと思います。そして読み終わった後の、タイトルにもある"零のマリア"という言葉を噛みしめてください♪

空ろの箱と零のマリア (電撃文庫)

空ろの箱と零のマリア (電撃文庫)

あらすじ(抜粋)
 3月。中途半端な時期にやってきた転校生・音無彩矢。そのあまりの美しさに息を呑む教室の中で、彼女は教壇に立ち、無愛想にただ自分の名前だけを告げた。教室全体が次の言葉を待っていた、その時――。


「星野一輝」


――呼んだのは、何故か僕の名前。


「私はお前を壊すために、ここにいる」


 そして突然の宣戦布告。
 ただ超然と、毅然として言い放ち、静かに微笑む彼女の真意は……!?
 御影瑛路が贈る新作登場!!